インターフェース


二つのものの間に立って、情報のやり取りを仲介するもの。また、その規格。「IF」「I/F」の略号で示されることもある。IT関連では、「ハードウェアインターフェース」「ソフトウェアインターフェース」「ユーザインターフェース」の三つに大別できる。

ハードウェアインターフェースとは、複数の装置を接続して通信する際の規約で、コネクタの形状や電気信号の形式などを定めているもの。コンピュータ内部のデータ伝送、コンピュータと周辺機器のデータ伝送、コンピュータ間の通信など、用途に合わせて様々なインターフェースが存在する。

ソフトウェアインターフェースは、プログラム間でデータをやり取りする手順や形式を定めたもの。特に、OSやコンポーネント(部品化されたソフトウェア)の機能を外部から呼び出して利用するための規約をAPIという。ファイル形式なども広い意味ではソフトウェアインターフェースに含まれるとも考えられるが、通常はAPIのことを指す。

ユーザインターフェースは、コンピュータがユーザに対して情報を表示する方式や、逆に、ユーザが情報を入力するための方式を定めたもので、伝統的に文字ベースの方法が長く使われてきたが、コンピュータの性能向上・大衆化を受けて、グラフィック表示やマウス操作などを多用したグラフィカルユーザインターフェースが広く使われるようになっている。